8種類の光沢用紙を使ってPX-5002で写真を印刷してみました。
製品の価格では倍以上違うのに、仕上がった写真はほとんど同等のものもありました。
印刷用紙は高ければ良いというわけではなさそうです。ただし、数年、数十年と保管したり、額に飾った場合の色あせなどの継年劣化までは分かりません。
例えば同じエプソン純正の光沢用紙でも、写真用紙や写真用紙「絹目調」のパッケージには「高耐光性」、「高耐水性」、「高画質」と書かれているからです。
わたしの様に1年間の登山やカヤック、スノーシューイングのフィールドごとに、この1枚を選んで印刷をする様な、大量の印刷をする人には高価な用紙はいらないのかもしれません。
ただ、わたしはエプソン純正写真用紙(型番KA4100PSKR、KA420PSKR)が気に入りましたので、100枚のものを購入しました。

8種類の用紙の比較
エプソン純正写真用紙「クリスピア」
型番KA420SCKRです。
販売価格はヤマダ電機で20枚/1,490円でした。
特殊な味わいを出す絹目調を除くとエプソン純正の用紙の中では最も高価な写真印刷用の光沢用紙です。
クリスピアだけはプラ袋ではなく箱に入っていることからも高級であることが分かります。
実際に印刷をしてみても、写真に不満は感じません。
PX-5002の様なハイエンド・プリンターで使用するには一番無難な用紙かもしれません。
エプソン純正写真用紙
型番KA410PSKRです。
販売価格はヤマダ電機で20枚/1,420円、100枚/4,500円です。
パッケージに「高耐光性」、「高耐水性」、「高画質」を謳っている高品質の光沢用紙です。
クリスピアの写真と若干の色合いが異なります。空の青さがクリスピアに比べると少しだけ濃く印刷されます。濃い青空を望むのでしたら写真用紙がお薦めです。逆に淡い青空を望むならクリスピアがお薦めです。キャリブレーションモニターで色を見て印刷をするなら別ですが、色合いの違いはは好みの範囲です。
わたしは濃いめの青や水の色が好きなので、クリスピアよりも写真用紙の方が合っています。
クリスピアと比べて紙がやや薄いのが気になります。
裏面に「EPSON」の文字が刷られているので、表裏を一目で見分けられます。
エプソン純正フォト光沢
型番KA420PGPです。
販売価格はヤマダ電機で20枚/680円でした。
印刷した色合いはエプソン純正写真用紙とほぼ同等です。
ただ、パッケージには「高耐光性」、「高耐水性」、「高画質」の文字は書かれていません。
用紙の厚さも写真用紙よりも薄くなっています。
大量に印刷をしたいという方で、長期間の使用を必要としない方向けの用紙かもしれません。
表面はつるつる、裏面は画用紙のような手触りです。「EPSON」のロゴが刷られていないので見ただけで表裏は分かりませんが、手で触れば簡単に判別出来ます。
エプソン純正写真用紙「絹目調」
型番KA420MSHRです。
購入価格はヤマダ電機で20枚/1,640円でした。
独特の風味を醸し出す用紙です。光沢用紙でありながら光沢を抑えた写真に仕上がります。
色合いはエプソン純正写真用紙とほぼ同じですが、印象はかなり違って見えます。
パッケージに「高耐光性」、「高耐水性」、「高画質」を謳っている高品質の光沢用紙です。
この用紙はシャープな被写体よりもぬくもりを感じさせる被写体に向いているのではないかと思います。
価格が高価ですので、この1枚、という画像をプリントアウトする時に使いたい用紙です。
裏面に「EPSON」の文字が刷られているので、表裏を一目で見分けられます。
エレコム プラチナフォトペーパー
型番EJK-QHA420です。
購入価格はヤマダ電機で20枚/1,080円でした。
コントラストのメリハリが足りず、空はやや淡い青に、湖の水面は濃い青さがやや抜けた感じに仕上がります。
用紙は薄く軽いので(0.202mm)、手に持った時に安っぽさを感じます。
決して安い用紙ではないので、PX-5002で写真を印刷するにはお薦め出来かねる用紙です。
表面はつるつる、裏面は画用紙のような手触りです。特にロゴが刷られていないので見ただけで表裏は分かりませんが、手で触れば簡単に判別出来ます。
エレコム超光沢の写真用紙特厚
型番EJK-NTA420です。
販売価格はヤマダ電機で20枚/680円でした。
特厚の通り0.285mmあるので、手に取った時の質感が良いです。
印刷した写真はエプソン純正写真用紙とほぼ同等の色合いです。
ただ、耐光性、耐水性がどの程度あるのかは未知数です。
価格が廉価で写真の色合いはエプソン純正写真用紙とほぼ同じなので、大量に印刷をしたいという時にお薦め出来る用紙です。
表面はつるつる、裏面は画用紙のような手触りです。特にロゴが刷られていないので見ただけで表裏は分かりませんが、手で触れば簡単に判別出来ます。

エレコムきれいな光沢紙特厚
型番EJK-GTA420です。
販売価格はヤマダ電機で20枚/550円でした。
用紙の厚さは0.285mmあり質感は悪くないのですが、印刷した写真の出来が良くありません。
少なくともPX-5002で印刷するには不適当な用紙です。
わたし自身、残りの19枚をどうするか悩んでいます。これだけ不出来ですと写真を印刷してもインクの無駄遣いだからです。
表面はつるつる、裏面は画用紙のような手触りです。特にロゴが刷られていないので見ただけで表裏は分かりませんが、手で触れば簡単に判別出来ます。
フジフィルム光沢プレミアム
型番WPAPRMです。
販売価格はヤマダ電機で20枚/1,080円です。
用紙の厚さはエプソン純正写真用紙「クリスピア」とほぼ同じですが、パッケージに厚みが書いてないので正確な数字は分かりません。
印刷された写真の色合いはエプソン純正写真用紙とほぼ同じです。
「鮮やかな色再現」と「高い光沢感」を謳っていますが、「高耐光性」、「高耐水性」の文字が見えないことが気になります。
写真の仕上がりが良く用紙の質感も欲しいという方にお薦め出来ますが、長期間の保管に耐えられるかは未知数です。
裏面には「FUJIFILM」のロゴが刷られているので、見ただけで表裏を簡単に判別出来ます。
感想
8種類の用紙で印刷をすると、細かな点に気が付くようになりました。
例えば写真の仕上がりは甲乙が付けがたいのですが、さて額入れて部屋に飾ると、どの程度の期間、色あせずにすむのかが分かりません。
エプソン純正写真用紙シリーズの様に「高耐光性」を謳っていれば、ある程度安心して飾れるのですが、エレコムやフジフィルムの光沢紙には「耐光性」には触れられていませんでした。
写真の仕上がりは価格とは余り関係がないようです。
20枚/680円のエレコム超光沢の写真用紙特厚や20枚/660円のエプソン純正フォト光沢が、見た目には倍以上の価格のエプソン純正写真用紙と同じでした。
様々な色の画像を印刷すればできあがった写真の出来不出来が価格の安い用紙ほど顕著に表れると思いますが、試した画像だけでは区別が付かないほどでした。
この点は、用紙の違いをPX-5002が吸収しているのかもしれません。もうすこし廉価な2万円前後の普及プリンターで試してみるとはっきりとした違いが出るのかもしれません。
PX-5002に付いて
この記事で使用しているエプソンPX-5002はAMNとエプソンからモニターとして長期間の貸与を受けている製品です。
詳しくはエプソンPX-5002ブロガーミーティングをご覧下さい。
Epson Proselection Blog: PX-5002ブロガー発表会を開催しました!その1にブロガーミーティングの模様がエントリーされています。